【書籍】「螢・納屋を焼く・その他の短編」作・村上春樹
韓国英語の「Burning」をみてみたくて、
調べてみると原作はなんと村上春樹らしい、ということを知った。
村上春樹の作品ってよくわからないな、と思うし、
「その世界観がすき!」っていう人はなんとなく知的な印象を受ける。
前職、なかなかとっつきにくい同期がいた。
それこそ、私はなんとなくアホなやつだと思われていたとおもう。
偶然、研修からの帰り道が一緒になり、
まずよ〜(T_T)はなすことないよ〜・・・
って思っていたら、読書好き・村上春樹ファンということがわかったので、
「私も何作か読んだよ!」って共有項を見つけるも
「へぇ〜(お前に春樹の何がわかるんだよ!)」というテンションで話してもらえなかった笑
(どうせ私は薄っぺらい人間ですよ。と思う。)
そんな感じでたまに読むけど、「大好きです!」とは言えない村上春樹、久々に読みました。
読んだのは、短編集の「螢・納屋を焼く・その他の短編」
短編を読むのは初めてだったけど、なかなか面白かった。
特に「納屋を焼く」(これに限らずだと思うけど)、直接的な表現と違う方法で人間を表現をしていて、なんでか夏目漱石の「文鳥」を思い出した。
なんだろう。村上春樹の中の人には、感情を見出せない。
なんとなく、物語が始まっていて、人がどういうことで突き動かされるのかわからない。
でも、その物語の中には色合いの変わらない陰鬱さがあるように感じて、悲しくなる。
いま、何も将来がみえずつらい自分にはぴったりだったかもしれない。
【書籍】綿矢りさ作「勝手にふるえてろ」を読んで
「勝手にふるえてろ」綿矢りさ作を読んだ。
心の声がダダ漏れで、でもわたしも大概そんなだよって思った。
ずーっと憧れてるイチか、わたしのことを好きなニか。
女の人ってこういうことに悩むことおおいんじゃないかな?
少女漫画的思考というか、なんなら二人の人の間で揺れ動く気持ち、ワタシ、オトメ。みたいな。
少女漫画の鉄則は、好きな人がいる。でもひょんな事から、他の人に好かれる。(大概、そういう男は優しいし、好きな人より自分を尊重してくれる甘い存在。
そこで気持ちが揺れるけど、結局は好きな人のことが好き!ってなる。
読み終わると、当て馬はやっぱり当て馬だったか...と思う。(切ない。
この法則がわかっているにもかかわらず、少女漫画をよんでしまうし、キュンキュンしてしまう...滅び知らず。
読み終わると、私が応援してた当て馬さんが...と悲しい気持ちになるから、どうにかして当て馬キャラと主人公がくっついてほしいと思ってたら、こちらの漫画がありました。
いやね、面白いんですよ。
キュンキュンもするんですよ。
でもね、結局のところ、逆にこいつと結ばれるだろって人が主人公と付き合えないと悲しい。
要は、どっちにしろ、悲しい笑
恋というものは切ないんだな。笑
「勝手にふるえてろ」はそこはやはり小説で、少女漫画より現実的な判断を下す気がする。
そこまでの流れは破天荒だったけど。
でも、まぁ、そうよねって納得するというか。
疾走しつつ、ちゃんと最後はまとまる。
映画もあるから、観てみたいなと思いつつ、まだみれていない。
でも松岡茉優の配役は抜群だなと思います。
【お題】明るいものが描けないよ。
「未来予想図」がお題ということで...そんなのわからんよね。。。とほほ。。。という気分。
自分の将来なんて自分が知りたいくらいなのです。予想図も何もないのです。
明確に「これがやりたい」って言える人はかっこいいなと思う。なんでそんなに自信を持って自分が合っていると思うものに突き進めるのだろう、と。
本当は突き詰めてやってみたいということがあっても臆病な自分が決してそのことを人に伝えようとはさせない。結果として、それが崩れてしまったときに傷つくのは自分だから。傷心物です。
結婚についても、踏み切れない自分がいます。
27歳になり、親戚が集まれば「もう良い歳なのよ〜」と笑われる。彼氏がいても、果たしてこの人と本当にこの後の人生何十年も一緒にいれるのだろうかと思ってしまう。
考えすぎなのかもしれないけど、決断できてしまうことはやっぱりかっこいい。
好きなことをやり続ける。
好きな人と一緒に居続ける。
1日1日のスパンで考えるとどうってこともないことなのに、
遠くを見据えてしますと、ひゅっと胃が上がってしまう。
明るい話を期待しているのかもしれないけど、未来予想図と聞いたらこんなことしか考えられないのが私なのです。
【お題】なんでか孤独を感じたくて、北国の雪景色がみたくなった
今週のお題が「雪」ということで、最近異様に「雪景色」がみたくなったのを思い出しました。
ちょっぴりおセンチな気分になってきて、
ほんと観光地でもなんでもない東北の銀世界をみて感傷に浸りたいと思った。
そこで思いっきり叫びたい。誰にも聞かれたくないけど。
「うわ〜〜〜!!!!」って叫んだあとに、
「あぁ、誰にも聞かれず叫べた」って安堵感と、
「誰にも聞かれず叫んでしまった」という孤独感が浮き彫りになる感じ、、、
これを体験したいと思っています。(こわいよ。
なんでこんな気持ちに?
って思ったけど、
恐らくは転職して早々に大失敗したのと、先週・先々週と宮沢賢治が題材となる舞台を二つ観劇したからかな?と。
そこで、今日は鑑賞した舞台2作品をご紹介。
◆「唐版 風の又三郎」
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_kazemata/
渋谷文化村にあるシアターコクーンにて観劇。
唐組の劇は花園神社でのテント劇を見たのが初めてで、最後にパッとテントが外れて都会の世界と劇世界が一体化されるのに感動してから何度も足を運んでいる舞台。
唐組に所属している福本くんとかいう青年がいっつも舞台上でかっこよくて、一緒に観劇する叔母と感激しているけど、今回は残念ながらテントでも福本くんでもなかった。
その代わり、今をときめく窪田正孝くんが出演しているためか普段テントでは見ないような女の子たちがいて面白かった。
内容は相変わらずはちゃめちゃで、「むむ、詳しいわけではないけど風の又三郎ってこんな話だっけ?笑」となる。最初は本当に意味がわからないんだけど、最後はなんとなく綺麗だったな〜と納得させられ、すごいものみたな〜て気になるけど、結局のところ、やっぱりわからない。笑
ただとても純粋な人の塊をみたきがする。
誰か詳しい人にほんの少しだけ解説してほしい。
◆「イーハトーボの劇列車」
今度は、井上ひさし作。これは新宿の紀伊国屋ホールで。
紀伊国屋ホールは初めてだったんだけど、古い建物のために座席がちょっぴり座りづらい。クッションが入り口前に置いてあったから、もし行く予定がある人があれば、借りることをオススメします。
宮沢賢治の作品に焦点を当てるというわけではなく、物語とリンクしながら宮沢賢治の人生をたどる感じ。「風の又三郎」とはまったく違う物語なんだけど、なぜか二つとも主人公の純粋さは共通して感じられる。
純粋すぎるがゆえに、みてると辛くなるところも出てきてしまう。
「そんなに綺麗な心でなくてもいいんだよ。」って。
これからの人間はこうあるべきだという基本。
その見本のひとつが宮沢賢治だという気がしてなりません。
必要以上に賢治を持ち上げるのは避けなければなりませんが、
どうしてもそんな気がしてならないのです。
――――井上ひさし
こんな言葉を井上ひさしは遺しているみたいだけど、イーハトーヴォという理想郷を作ろうと活動していた宮沢賢治にはぴったりの言葉だなと思わずにいられない。
この作品は文庫本にもなっているそうなので、興味がある方はぜひ!
劇場にもあったから買えばよかったと後悔。
家に帰ってからは、さっそく宮沢賢治に興味津々。
故郷である花巻旅行を企て、ちゃっかり予約。
ついに憧れの詫びしい雪景色!!!(でも、観光地なのか...?
それまでに、宮沢賢治全集を読むのが目標です。
アメニモマケズ頑張りましょう。。。
【書籍】穂村弘さんの「あの人に会いに」を読んで
銀行時代はとにかく朝が早かったけど、社会人はなかなか夜まで働くんだなと転職をして初めて知る。
皆さま、お疲れ様です。
今日はわたしの大好きな穂村弘さんが新作を出したために、早速読んだみた(^^)
なんかね、好きなんですよね。たぶん色んな人も好きなんだろうけど。
今回は、なんかすごいあの人たちとの対談本。中身としては比較的ライトで、さらさら〜て読めちゃう感じ。
色んな人と対談をして、その後に対談後記みたいな感じでその人についての感想を言うんだけど、なぜかその感想がこっちサイドというか、わたしみたいな感想というか。
一緒の時は理解したつもりだけど、対談終わるとやっぱりわからなくなったな的な文章をてへっみたいな感じで書くのが、なんかね、安心させるよね笑
とても等身大っぽいのに、その表現ってなかなかできなかったな的なのが穂村さんにはあって、くすっとしてしまう。
好きなんだな〜。
友達になってほしい。
サイン会行ったことあるけど、緊張してまともに会話できなかったけど。(自意識に邪魔をされた
ああいう、サイン会とか握手会で上手にお話出来る人ってどうなってるの?
ほぼ、うふふって照れ笑いで終わってしまう。なかなかの気持ち悪い人だし、この人、わたしのこと本当に好きなのか?って疑われてる気がする。本当は好きと伝えたいのに。
悔しいです!(急にザブングル
【書籍】「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読んで
最近はこのブログのアクセスが前より増えて、とても嬉しいです!もっと素敵な内容になって、継続して読みたいと思ってもらえるようなものにできるように頑張ります。
今日は、今週の土日で一気読みした本を紹介。題名が長いぜ...
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
- 作者: 花田菜々子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/04/17
- メディア: 単行本
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全然知らなかったけど、有名なひと?
出会い系っていっても、比較的安全そうな?(出会い系に安全もなにもあるのか?笑)
別に出会うのは男の人に限らず、女の人とも出会えるし、まずは30分だけ会ってみませんか?という出会い系のようなものみたい。Tinderとか、そういうのとはちょっと違う感じ。
そこで、70人の人と出会い、本を紹介していったという。
作者の花田さんはヴィレッジバンガードで10年以上の勤務経験があり、なんだか並々ならぬ本愛がある。
ヴィレバンって最近だと高校生とかが楽しむ場所なのかな?って思うけど、たまにいくと「へえ〜こんな小説あるんだ。漫画あるんだ。」とか、なんだかんだ楽しんでしまうような。
最近、私事で大変恐縮なんですけど、とても友達が少ないなと感じることがおおく、夜寝る前に「ふっ」と怖くなることが...
唯一の趣味とも言える本で友達ができないかな〜と考え中。知り合いの人が面白かった企画してあげるっていうから考えてるけど、なかなか思いつかない。
そんな中で、花田さんみたいに本を紹介してもらったり、逆に本を紹介しあうイベントがあったら楽しそうだな〜と漠然と考える。
ただものすごく本の知識があるわけではないから、不安な点もありますが。
何か面白いイベントがあったら教えて欲しいな。
社会人の切実な友達作りに協力を。
【漫画】少女漫画「黎明のアルカナ」よんだ!
3連休....暇だった....
だらだらしてたせいか、火曜日は仕事してたら急に気持ち悪くなってしまった。(意味不
暇すぎたので、ライン漫画3巻まで無料だった「黎明のアルカナ」という少女漫画をよんだ。
いつも思うけど、ライン漫画の3巻無料というワナにいつもハマってしまう。
3巻まで読んで面白かったら、そりゃ〜続きが気になりますやん!それに3巻無料の漫画って面白いからそこまで無料にできますやん!そこを理解しつつ、続きが気になりますやん!
って思う。
この漫画も面白かった(^-^;
普通にはまっちゃった。
身分差別があるという設定での漫画で、3段階の階級があるんだけど、それがうまく話に組み込まれる感じがね、面白い。
身分って考えがあるから、物語に深みが出てくるというか。
あとは、アルカナっていう特殊能力があって(ゴムゴムの実的なもの)、主人公は時空を超えた景色が観れるというね。
そこで生まれる葛藤とか、あぁ、切ない!
能力者ってすごいけど、そこで生まれる弊害に悩みがちだからね。
なんか、過去や未来が見えてしまうから、知りたくないことを知ってしまう辛さね。
知らぬが仏なんだよな。みんな不倫だなんだって知りたがるけど。
そして、でてくる男性がすべてイケメンだった。笑
13巻で完結するんだけど、その続きが気になって仕方ない。番外編がラノベで読めるらしいけど、まだラノベに手を出したことがないので悩む。笑
でも、気になる。
黎明のアルカナ-始まりの刻-: 小説オリジナルストーリー (フラワーコミックスルルルnovels)
- 作者: 鮎川はぎの,藤間麗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 1回
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だいたい、ラノベと小説の違いはなんなのだろうか。
【小説】「世にも奇妙な君物語」を読んだ
会社帰りに満員電車の中、
「what is love~♪」って聞こえてきて、おぉ、TWICEか〜ておもってたら、
自分のiPhoneからでした...
イヤホンが壊れてました....
恥ずかしかったです。
いよいよ、ワイヤレスイヤホン買おうと思ったら意外と高いんですね、、、
生きるってお金かかる、、、(;_;)
そんな、世知辛さ世の中を感じる27歳OL
今日は読んだ本の感想
朝井リョウさんの「世にも奇妙な君物語」を読んだ。
全部で5話だったかな?短編集。
途中で若干飽きちゃって、なんとなく最後の話読んだら、実は短編集なんだけど流れをちゃんと意識された構造になってたみたいで、若干他の話のネタバレになっていた。笑
お寿司は出された順番で食べるのが一番美味しい食べ方っていうし(そんな高級寿司屋行ったことないけど)
やっぱり作者の意図が短編集とはいえあるんだろうな。
話として、何者とか桐島と比べると物足りない感じがあったし、なんか作者の考え方押し売りされてるのか?と思うところあったんだけど、
ネットニュースを作成してる人の話はとても面白かった!
最後が痛快というか、すっきりだし、ぞっとした。この話はおススメ!
でもこんなにポンポン話が作れるのはすごいよね〜。あんまり歳も変わらないし、頭の中知りたくなっちゃうな。
暇だな〜て時に読んだらいいなって本かな?笑
【Netflix】明日のテラスハウスが楽しみで仕方なく、どうか万全の体調でいれますようにと願う。
冬の体調管理というお題で、まったく体調管理について触れなかった、、、
そんなだからか、いま私は危機に瀕している。
なんと、今日お昼を一緒に食べた子がインフルにかかったというのです!!!
前回のブログで、「製薬会社さん、インフル免疫剤はわたしから作れます!」とか豪語してた割にじわじわと怯えてきた。(めっちゃ小心者w
心なしか頭痛いし、心なしか喉が痛い。
ついにインフルの猛威が迫ってきたとおののいてる。
でも、どうしても明日は万全な体調でいないといけない!!!
なぜなら、テラスハウスがあるから!!!
(こんな文化的生活してます、とかプロフィールで書きながら、テラスハウス大好き。めっちゃミーハーです。笑
もうね、ここ最近のテラスハウスはストレスで胃が痛くなるんだけど、面白いんだよなぁ。
久々にツイッターとかで、見た人の反応検索しちゃったよね。笑
テラスハウスみてます!って豪語を現実世界でできず、思わずネットを頼ってしまった。
よくヤラセとかいうけど、ヤラセではここまでの表情はできなくない?ましてや本物の俳優じゃないしって思うんだよね。
もしそうだとしたら、どんだけ演技上手いんだよ!って思う。
結構、今回のテラハ(もうかっこよく略しちゃうもんね)はカメラを意識してるっていうのを感じるところがあって面白かった。
(ちなみに、カメラを意識は演技してますよ〜ってのではなく、私はこう写りたいですよ〜みたいな)
カメラにうつりたいからでしょ〜とか言われちゃう場面があったり、
いまだとカメラ写りを意識して、ピュアキャラを演じ、裏と辻褄が合わず破滅していくというか、、、
インスタでなりたい自分を演出していくから、いまの若い子ってそういうカメラ越しにどう自分がみえるのかって別に抵抗感なくできるのかな?
わたしなら、自分の生活がカメラでうつされてるなんて耐えられないのに。
こんな性悪が暴かれたらどうしようっと怯える。
でも、性悪が暴かれてる子もいるんだけど。どこか、共感できるところがないわけでもない。そんな自分にぞっとする。
明日、楽しみです!!!笑
【お題】気休めの伝染
今週のお題「冬の体調管理」
う〜む。お題を出されると記事って難しい。
いまはやっぱりインフルエンザが猛威をふるってますよね。
(いきなりありきたり。
私の職場でもどんどん感染者が広がっているような。恐怖におののき、いまさらマスクをつけ出す人多数。
そして「ま、いまさら遅いんだけどね〜」と笑っている。
一緒に笑うけど、「まずい、明日からマスクつけようかな」と心の中で思う。
でも、きっとマスクつけたら、次の日に「ま、いまさら遅いんだけどね〜」って笑って誰かに言うと思う。
気休めの伝染。
実は、インフルエンザかかったことありません。家族も感染した人はいない。
インフルエンザの免疫剤が密かに私から採取されるのではないかと思っている。
(製薬会社さん、狙うなら私です。
この前、ニュースで「病院でインフルエンザ集団感染により患者2人死亡」っていうのをみた。病気治すところで病気もらってって本末転倒なお話。
ただ集団で人が生活するってのはやっぱり難しいな。
人が亡くなった話でこんなの不謹慎だけど菌が伝染していくってなると、彼岸島をどうしても思い出してしまう。
この漫画こそ、「ああ、ここで終わればよかったのに。」っていう漫画の代名詞じゃないでしょうか?(失礼。
そんなお題の話でした。