【お題】なんでか孤独を感じたくて、北国の雪景色がみたくなった
今週のお題が「雪」ということで、最近異様に「雪景色」がみたくなったのを思い出しました。
ちょっぴりおセンチな気分になってきて、
ほんと観光地でもなんでもない東北の銀世界をみて感傷に浸りたいと思った。
そこで思いっきり叫びたい。誰にも聞かれたくないけど。
「うわ〜〜〜!!!!」って叫んだあとに、
「あぁ、誰にも聞かれず叫べた」って安堵感と、
「誰にも聞かれず叫んでしまった」という孤独感が浮き彫りになる感じ、、、
これを体験したいと思っています。(こわいよ。
なんでこんな気持ちに?
って思ったけど、
恐らくは転職して早々に大失敗したのと、先週・先々週と宮沢賢治が題材となる舞台を二つ観劇したからかな?と。
そこで、今日は鑑賞した舞台2作品をご紹介。
◆「唐版 風の又三郎」
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_kazemata/
渋谷文化村にあるシアターコクーンにて観劇。
唐組の劇は花園神社でのテント劇を見たのが初めてで、最後にパッとテントが外れて都会の世界と劇世界が一体化されるのに感動してから何度も足を運んでいる舞台。
唐組に所属している福本くんとかいう青年がいっつも舞台上でかっこよくて、一緒に観劇する叔母と感激しているけど、今回は残念ながらテントでも福本くんでもなかった。
その代わり、今をときめく窪田正孝くんが出演しているためか普段テントでは見ないような女の子たちがいて面白かった。
内容は相変わらずはちゃめちゃで、「むむ、詳しいわけではないけど風の又三郎ってこんな話だっけ?笑」となる。最初は本当に意味がわからないんだけど、最後はなんとなく綺麗だったな〜と納得させられ、すごいものみたな〜て気になるけど、結局のところ、やっぱりわからない。笑
ただとても純粋な人の塊をみたきがする。
誰か詳しい人にほんの少しだけ解説してほしい。
◆「イーハトーボの劇列車」
今度は、井上ひさし作。これは新宿の紀伊国屋ホールで。
紀伊国屋ホールは初めてだったんだけど、古い建物のために座席がちょっぴり座りづらい。クッションが入り口前に置いてあったから、もし行く予定がある人があれば、借りることをオススメします。
宮沢賢治の作品に焦点を当てるというわけではなく、物語とリンクしながら宮沢賢治の人生をたどる感じ。「風の又三郎」とはまったく違う物語なんだけど、なぜか二つとも主人公の純粋さは共通して感じられる。
純粋すぎるがゆえに、みてると辛くなるところも出てきてしまう。
「そんなに綺麗な心でなくてもいいんだよ。」って。
これからの人間はこうあるべきだという基本。
その見本のひとつが宮沢賢治だという気がしてなりません。
必要以上に賢治を持ち上げるのは避けなければなりませんが、
どうしてもそんな気がしてならないのです。
――――井上ひさし
こんな言葉を井上ひさしは遺しているみたいだけど、イーハトーヴォという理想郷を作ろうと活動していた宮沢賢治にはぴったりの言葉だなと思わずにいられない。
この作品は文庫本にもなっているそうなので、興味がある方はぜひ!
劇場にもあったから買えばよかったと後悔。
家に帰ってからは、さっそく宮沢賢治に興味津々。
故郷である花巻旅行を企て、ちゃっかり予約。
ついに憧れの詫びしい雪景色!!!(でも、観光地なのか...?
それまでに、宮沢賢治全集を読むのが目標です。
アメニモマケズ頑張りましょう。。。